怒れる人はみんな傷ついてる件について
こんな本を読みました。
「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える
- 作者: 水島広子
- 出版社/メーカー: 大和出版
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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同じ方のこちらの本も読みました。
うちの会社はすごくいつも怒っている人や嫌味を言ってくる人が多く、私自身もつい先ごろ激しく憤る事件があったりしまして、まず1つめの怒りが消える本を読み、同じ方の著書ということと、うちの会社は女子がほとんどということで2つめの本を読みました。
どちらも私はわかりやすくて自分を落ち着かせるには良い本だと思いましたのでおすすめなので内容に興味がある方はご自身でお読みになっていただければと思います。
これらの本を読んでもろもろの認識が改まりよかったのが、
怒っている人はみんな傷ついている(もしくは恐れている)
という点です。
何か不安な点や自分が脅かされているという思いがなければ人は怒らないのだな、というのが目からうろこでした。
確かに自分が怒っている時も
・自分だけ損している
・自分が過小評価されている
・自分が攻撃されている
というように、何かを自分が恐れているときに怒っていました。
そしてこれらの本を読んでもっとよかったなと思うのが、
実際には他人からの言動により自分は傷つけられない。
だが、傷つけられたと認識する、つまり実際に自分を傷つけているのは自分自身だ
というポイントです。
他人から何を言われようが、それはただ他人が発した言葉であり、それ自体によって自分は何も影響を受けない。確かにそうだなあと。
それを受け取って「なんてひどいことを!」と判断するのは私の脳みそなのです。
ということは、「なんてひどいことを!」と受け取らなければ傷つかないのに、そう受け取ることによって私は自分を傷つけていたのですね。ひえー!
で、2つめの本では、女性に求められる気質というものが世の中にはそもそもあって、それ自体によって女性はそもそも傷ついているのだ、その傷つきポイントによって女性はすぐに被害を受けたと感じやすく、それによって攻撃に転じる結果起こる女性同士のあれこれについて語られています。
この本は本当にうちの会社のようなところではみんな読むべきですね。本当に憐れむべき「女」の部分をお持ちの方が多くて泣けてきます。みんながんばりすぎてあんなことになっているんですね。。。
で、一応うちも娘がいるので2つめの本を旦那にも読ませてみているものの、男性が読むと全く外の世界の出来事で「俺関係ねえ」というどうでもいいスタンスで読んでしまうようでした。
「女子の父親なんだから女子について理解深めろよ!」というのはちょっと高望みでしたかね。
しかし、心底から「女の人間関係なんてどうでもいい」と言われた瞬間に「何を~!!」と怒りを感じてしまったのは、「女の」を「私の」に読み替えたからなんでしょうね。その辺、せっかく本を読んでいるのなら察してほしい・・・とかは男性に要求したらいかんのでしょうな。