30代女子きりたんの働く妊娠出産育児ブログ

働くママブログです。30代で初出産したあれやこれやと、育休を経ての共働き生活、子育てなど。

パパのトリセツ を読んでみた

 保育園が慣らし保育中で日中待ち時間が多いので、アマゾンで育児関係の本を探してみた。

ちょっと前にパパとの分担について悩んだりしたので、少し前の本だが、「パパのトリセツ」をダウンロードしてさらっと読んでみる。

パパのトリセツ

パパのトリセツ

 

 総じて読んでみての発見だが、

  • 我が家はパパがデフォでかなりママ気質を持っている
  • 妊娠中・産後から知らず知らずのうちにパパスイッチを押して育てていた。というよりもむしろ、結婚前から育てていたらしい。
  • パパロボットへの育児・家事アプリのほとんどのインストールに成功している(育児はあと寝かしつけ、保育園関係をインストールしておきたいところ)

 ということがわかった。

えー!世の中のパパってそんなに何もやらないの・・・???と逆のカルチャーショック。。。

いや、うちのパパもね、ママと比較すると家事育児の量はすごく少ないですけど、それは業界がブラックなもんで、家にいる時間が少ないからでして・・・。

まあ、うちのパパが元料理人だったりとか、他のご家庭とは違うかなり優位な点があるのは事実ですが。

 

そんなパパも「家事育児は女がすべき」って価値観はやっぱり持っていて、私とお付き合いする前もさりげなく料理をするのかどうかとか探りを入れてくる程度に普通の男子ではありました。

それが、じゃあどうして今は頼めばそれなりに動くし、頼まなくてもある程度察して動ける、という状態になったのか。過去を振り返って整理してみた。

 

<料理>

元料理人なのでデフォでできた。

 

<食後の片付け>

元料理人のかっこよさアピールでご飯を作ってくれるので、私が片づけをする

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私がご飯を作ったときは、片づけをしてくれるように。毎回少しずつしまう場所を覚える。

 

<洗濯>

洗濯ものは毎回私の仕事のようなので、黙ってやっている。たまにそばにいるときに、洗濯機の使い方をさりげなく教えてみる

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洗濯物をたたんでいると手持ちぶさたになるようで、ちょいちょい手伝ってくる。さりげなくたたみ方を教えてみると、毎回教えたとおりにきちんとたためるようになる

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そのうち私が片付けもままならなくて放置しているとたたむように

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私が忙しくてできない日に、洗濯機を回すところからお願い。やり方は電話で説明。

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「ネットに入れる」ということを知らなかったので全部一気にまわしてしまったが、とりあえずお礼を言った後に、「ネットに入れる」ということを伝える

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次回からネットに入れられるようになった(疑わしきものはネットへ、ということになったので変なものも入ってる)

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洗濯は一通りできますが、今も自分の仕事ではないと思っているようで、勝手には洗濯をしませんし、私の服は畳んでもタンスに入れてくれません。

 

<掃除(部屋)>

毎週末、私が勝手に掃除をはじめる

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「映画に行く前に掃除を終わらせる作戦」などの作戦を指示して、一緒に掃除をする。そして早く終わることを実感してもらう

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私が掃除をはじめると一緒に掃除をはじめるようになった。やるのは片付けと、クイックルワイパーとカーペットをコロコロすること。はたきとかほとんど使ったことないんじゃないでしょうか。

 

<掃除(お風呂)>

毎日私がお風呂を掃除する

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週末、「トイレ掃除当番とお風呂掃除当番どっちがいい?」と選んでもらうと「お風呂掃除当番」を選ぶので、お風呂掃除をしてもらう。

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お風呂掃除に関しては嫌いだったようなので、自分で勝手にはじめてくれるようには最初はならなかった。子供ができてから、夕飯の支度とお風呂洗いと子供のぐずりが一度に夕方に来るようになり、自然と夕飯の支度をしているほうが子供を見て、そうでない方がお風呂を洗う、という分担が自動的にできるようになった。

 

<一人で気づいて家事を行う>

旦那が掃除をしたり料理をしたりしている隙に、私は別の家事を並行して行う

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そのうち、私が何かしてるとほかの家事を自動的にしてくれるように(多分お前働けよ、という私の無言のプレッシャーを感じたのではないかと)

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私がいない日にも、気づいて掃除をしたり、洗濯したりできるようになった(ただし疲れていない日のみ)。勝手にやっててくれた日は、大げさなほどにお礼を言って褒めちぎります。

 

<育児>

「○○できるように挑戦しない?」と声をかけて、おむつ替え、着替え、お風呂、泣きやませ、寝かしつけなど、できないの前提で少しずつチャレンジしてもらった。少しずつできるようになると自信がついてきたようで、自分から「やる!」というようになってきた。

前情報として、産後の体がどれだけ辛いのかを客観的に医学情報などを交えて伝えていたのと、見た目にも相当しんどそうだったので、自主的にお世話がスムーズにできたようです。

ただし、育児の総責任者は自分ではないと思っているのは確かで、離乳食の現在の段階とか、どんな洋服を着せるべきかとか、全く知らないし、知ろうともしません。100%全部お任せすると大変なことになりそうです。。

 

まとめると、

  • お願いをする際は、「やってみない?」とか「○○と○○どっちやりたい?」とか、本人に決断させてからやってもらう。
  • お礼やほめ言葉はおおげさなほど伝える。ちなみにうちでは、「世界で一番やさしい男だね」とか「かっこよすぎる!どうしてそんなにかっこいいの?」とか頭おかしいだろ、というほめ方をしてますが、本人は満足そうです。
  • 少しずつチャレンジさせる。失敗しても怒らずに、お礼を言ってから改善してほしい点を明確に伝える。
  • パパが参加することで効率化する、時間が短縮される、などのメリットを体感させる、または効果が出るなどの情報を伝えておく(パパが育児に参加すると子どもがよく育つと最近の記事で書かれてたよ、とか)。
  • お金を払って雇っているお手伝いさんではないので、期待するほどの働きができなくてもOKと心得ておく。
  • 基本的にパパは「家事や育児の総責任者は嫁さん」だと思っているので、「自主的に○○してよ!」に限界がある、ということを心得ておく。(心得ておいてもイラッとすることはある)

ということをおつきあいし始めたころから行っていたということでしょうか。ほとんどパパのトリセツとかぶっておりますな。

うちのパパは、パパのトリセツのタイプでは「二人目ママタイプ」ということで、最も育成しやすいパパであった、という点が功を奏した感じもしますが。。。あとは、共働きで私のほうが大黒柱、というものあるかもしれない。

 

この本を読んで実践して育てた!というわけではないんですが、同じようなことをすでにしていて、それなりにパパが育っています。

うちがよかったなーと思うのは、子どもができてからこれを始めてたら結構イライラしてたので、お付き合いを始めた当初から知らず知らずのうちに育成ができてたことです。

この本、未来の旦那とおつきあいしている人こそ、読んだ方がいいんじゃないでしょうか??