30代女子きりたんの働く妊娠出産育児ブログ

働くママブログです。30代で初出産したあれやこれやと、育休を経ての共働き生活、子育てなど。

出産レポ3

病院のipadが死ぬほど使いづらく続きが更新できませんでした。。。

退院して落ち着いたので、パソコンから続きを。

 

さて、体力も限界ギリギリ、「いつまでこれが続くのー??」という終わりの見えない絶望感を味わっていたころ登場した先生と助産師さん二名。

「じゃあ、産みましょうねー」

って、産もうにもどうしたら出てくるのかもうわからん。

助産師さんが操作すると、LDRが分娩台に変化した。仰向けでまたを開かされるあれだ。やべえ仰向け超辛い。

 

この先生、診察のときに一回か二回会ったことがあるけど、ちょっとおっとりしてて頼りない男の先生だったので、内心「えーこの人か・・・」と思ったものの、もう辛すぎて何でもいいから早く出してくれ、という気持ちになっていた。

 

「ちょっといきんでみましょうか」

と言われたんだが、陣痛がほとんど感じられないのでどこでいきめばいいのかわからず、時間がかかった挙句、ちょっとしかない陣痛のタイミングでがんばっていきむ。

すると赤ちゃんの心音のアラームがまたピコピコなりだして、危険をお知らせ。

何回かその様子を観察して、先生は「うん、そろそろ決着つけましょう」と。

決着?どうやって?

「ちょっとお手伝いしますね」

お手伝い?何を?

「陣痛も弱まってるし、赤ちゃんも苦しいサインを出してるので、吸引分娩でお手伝いします」

えー!吸引!赤ちゃんの頭が変形するではないか!!

愕然としたものの、辛すぎて声が出ない。

「大丈夫ですよ、すぐ出ますよ」

いやだ、吸引なんかいやだ!と思ったのだが、心音のアラームが鳴り響いているのを聞いているので確かに赤ちゃんは苦しいのかもしれない。だったらすぐ出してあげたほうがいいんではないか、と考えがまとまる。

自分的に納得したところで、

「麻酔しますねー」

と麻酔される。

その後吸引の装置(よく見えなかったが結構機械的な物体だった気がする)を装着された。

 

「次の陣痛で頭を出しますよー。しっかりいきんでくださいね」

助産師さんに言われる。

だが、なかなか次の陣痛がこない。弱い。弱すぎる。

みんながしーんとなって待っていると、私の横に立っておなかを押す役割だった助産師さんが、「お水飲みましょうか」とペットボトルをとってくれる。すると、その瞬間、きたきたきたー!!

「んー!!!!」

一回の陣痛の途中で息継ぎして二回いきめ、ということなので、がんばる。

がんばるが途中までしか頭が出ない様子。

「一回休みましょう」

しかし、休むと次の陣痛がまた来ない・・・。

はあはあしながら、呼吸を整えて待つ。また隣の助産師さんが、「お水飲みましょう」とよこしてくれて、それを口に入れた瞬間、きたー!!!

「んー!!!!」

「うーん・・・」

先生が何やらパチンパチンパチンと3回音を立てて何かを切った。会陰切られた!あんなにマッサージしたのに~。

「頭出ましたよー」

えー!全然感覚ない。

 

さらにその後、時間をかけながら体も出そうとするが、助産師さんの力では出なかったらしく、先生がおなか側に回ってきて、力いっぱい押し出す。助産師さんがするずるっと引っ張る。

出た!!!

 

「おぎゃー!」

エイリアンみたいなのが股間から出てきた!

 

「おめでとうございます」

助産師さんが横の保温器に抱いて入れてくれる。

えー!あれ入ってたの?でかい!っていうか股間から出たの?

っていうか出したっていうか引きずり出された感じだったけど!

でも終わった!無事終わった!よかったー!

 

なんだかよくわからない感じになって、はふはふ言いながら泣きそうになる。

旦那が「お疲れ様でした」と言ってくれた。

 

だがそんな感動的な場面そっちのけで、先生は胎盤を引きずり出そうとしている。

へその緒ひっぱってるのか、手を突っ込んでるのかわからないが、なんか痛い。

またちょっと陣痛感じたのでうーんといきんでみる。すると先生に引っ張られてずるずるっとなんか出た。

トレイに乗せられたのをちらっとみたけど、なんかすごいでかいレバーみたいな物質だった。あれが胎盤か・・・。感想としては、「でかい」。

 

その後、先生はすごい丁寧に会陰を塗ってくれて、その間私と旦那はぎゃーぎゃー泣いて拭かれたりしている赤ちゃんをじーっとみている、というなんか変な状態に。

助産師さんが赤ちゃんをそばに連れてきてくれたので声をかけると、泣き止んだ。

「ママがわかるのねー!」

と感激。感動的な瞬間だった。

産まれた重さは3200g超。もっとでかいんじゃないかという予想だったのでそうでもなかったなーという印象。でもなんか見た目がでかい・・・手足がでかいからか?

 

それから写真とってもらったりして、会陰の縫合が終わった後、分娩台の形が元に戻される。足の力がさっぱり入らなくてがくがくする。腰が砕けそうになっている。寝てるだけで精いっぱい。なんじゃこりゃ。。。

 

その後旦那も私もぐったりして、赤ちゃんがぎゃーぎゃー泣いている中で、産後2時間うとうとしたのでした。。。

ほんと人生最大に疲れた一日でした。