30代女子きりたんの働く妊娠出産育児ブログ

働くママブログです。30代で初出産したあれやこれやと、育休を経ての共働き生活、子育てなど。

子どもとアトピー 体験記2

さて、熱海のアオキクリニックといえば、テレビでも紹介されたりして、アトピー治療では日本で大変有名な病院です。

行ってみると、当時の私と同じくらい症状のひどい人もいれば、きれいな人もいて、かなりの患者さんが待合室で待っていた。座れない人は立っていた。

大きい病院ではなく、近所の内科・皮膚科みたいな雰囲気だった。(多分今もそうなのだろうと思いますがどうでしょうか)

 

ここでびっくりしたのが先生が超元気な高齢の女性ということで、しかも患者の舌・おなかなどを触診してみるだけで的確に患者の体質を見抜いてしまう、ということだ。

東洋医学では同じ症状が出ていても、体質が違うと根本の原因が違うので、きく薬が全然異なる。それまで通っていた漢方の病院ではそれがどうにも当たらなくてちっともよくならなかったのだが、ここで処方されたものはたったの2週間で明らかな改善が見受けられた。

 

ので、この病院に通わずとも、体質と今の体の状態を的確に診て理解して処方してくれる先生にかかるだけで、漢方の効き具合は天と地ほど違うことを明記しておきたい。

 

私の場合、

・気力と体力がほとんどない

・全身が冷えている

・気血水のめぐりが超絶に悪い

というような状態だったので、とにかく気を与える系の漢方と、温める系の漢方が処方された。

 

もうそもそも全身の機能が低下してたので、食事でどんな栄養をとろうが何をしようがさっぱり効果がなかったということらしい。母親は13歳のときの経験から、腸に良い食事をするとアトピーがよくなると学んでいたので、一生懸命野菜中心で糖分少なめの生活をさせようと必死だったが、そのレベルですらなかったとは・・・。

 

とりあえず漢方で人並み程度の体力に回復させつつ、皮膚のほうはステロイドを使わないこのクリニック独自の軟膏で「とにかくひどいところは蒸しタオルして軟膏塗って湿布!」というなんともアナログな感じのケアを続けたところ、驚くほどに湿疹がきれいになった。

 

結果、通い始めて1か月で赤みがおさまり、3か月ごろにはもうすでにほとんど完治しているような状態に。

その後は体調や季節により少し悪くなったり状態がぶれることがあったが、1年ほどすると症状は安定してきて通わなくても大丈夫になってきた。

 

その後、社会人になって数年したころ、ストレスや疲れが原因なのか、一時期悪くなり通ったこともあったが、18歳の頃までは戻らずに状態は復活し、その後今まで一度もぶり返したことがない。

 

今では美容系の会社なこともあって、全然自然派じゃない化粧品もガンガン使っているがびくともしない。どちらかという普段は皮膚は丈夫になっている。特定のアレルゲン(私の場合はなぜか絹とホコリ)さえ避けておけばかゆくなることはない。

 

ということで、子供時代~思春期にひどいアトピーでも、大人になるまでの治療次第でその後の皮膚を丈夫に保つことは可能だと思うので、アトピーもちのお子さんがいらっしゃる方も、お子さんに会った治療法を是非いろいろ探してみてください。

 

当ブログでは思いつく範囲で私に合ってたものなどを紹介していこうと思います。

が、あくまで個人的によかったものなので、すべてのアトピーのお子さんにあうとはかぎりません。